
突然リーダーに抜擢されたけど、何をどうしたらいいかわからない…
こんな私で本当に大丈夫かしら?
渦巻くいろんな不安を、リーダー経験者に相談したい気持ちでいっぱいです。
そんな不安を抱えている方へ、10年以上リーダーとしての経験を積んできた私が、本音ベースでアドバイスさせていただきます。
この記事を読めば、リーダーに抜擢された際に直面する不安や、それを乗り越えるための考え方、成長するためのロードマップがわかります。



この記事を読んでいるあなたは、リーダーになったことで何かしらの不安を抱えているはずです。 一つひとつ不安を解消しながら、前進していきましょう。
理解しておきたい!女性リーダーが陥りやすい3つのワナ


リーダーになったけど、私に務まるのかしら…そんな不安を抱えていませんか?
リーダーになりたての頃は、期待と不安でいっぱいで、肩に力が入り、むちゃをしてしまいがち。
これから紹介する3つの落とし穴は、私も含め、多くの先輩リーダーも経験してきたものです。
先に知っておくことで、自分らしさを見失わず、肩の力が抜けるきっかけになると思います。
リーダーが陥りやすい3つの落とし穴と、その影響についてお話しします。



私はこれらを意識し、自分らしさを取り戻しました。
ワナ①:完璧主義の罠に陥り、心身ともに消耗
「完璧なリーダーにならなきゃ」と思いすぎて、自分を追い詰めてしまいがち。
『最初が肝心。なるべく完璧に!ミスをしたら周りに迷惑をかけてしまう』と思いがちですよね。
でも、それがワナなんです!
期待に応えようとするあまり、いつも以上にモチベーションが高まり、頑張りすぎてしまうんです。



私も「みんなに早く認められたい、そのためには早く完璧にならないといけない!」との思いから、仕事を抱え込んだり、プライベートもなしで、昼夜問わず、必死になって動いていました。
ワナ②:適切な距離感が掴めず、コミュニケーションで悩む
今までの仲間との接し方が変わり、話しかけづらくなりがち。
「昨日まで一緒に働いていた仲間に、どうやって指示を出せばいいの…」と戸惑ってしまいます。



どうのように指示を出すべきか、言葉の選択に悩みました。
とくに同僚への注意はしづらかったです。
ワナ③:自分の意見を言うのをためらい、リーダーシップを取れない
自分の考えに自信が持てず、「これでいいのかな…」とモヤモヤしがち。
自分の考えを言おうとすると、「これで合ってるかな…」「否定されたらどうしよう…」と不安になり、つい黙ってしまうんです。
決断を求められても、自信がなくて「もう少し考えさせてください」と先送りにしがち。



会議で意見を求められても戸惑い、方向性を決める場面でも即答できないことが多くありました。
自分の発言に重みがないと痛感する日々でした。
女性リーダーが失敗を成長につなげる考え方3つ


「失敗したらどうしよう…」という不安から、なかなか思い切った行動が取れない…。
そんな気持ち、とてもよく分かります。
「失敗」は怖がることでく、むしろ、成長のためのチャンス!
ここからは、「失敗を成長につなげる考え方を3つ」ご紹介します。
考え方①:「失敗は宝物!学びの種がいっぱいだ」と考える
失敗は「悪いこと」ではなく、次に活かせるヒント!
失敗から学ぶことで、同じミスを防げるだけでなく、より良いやり方が発見できたりします。



私はおっちょこちょいで、必ず失敗からスタートしました。
たくさん恥をかき、迷惑もたくさんかけたと思います。
しかし、恥をかくからこそ、同じ失敗は避けるように努力できました。
「失敗、どんどこ〜い!」です。
考え方②:「完璧なリーダーはいない!成長しながら良いリーダーになろう」と考える
最初から素晴らしいリーダーになれる人なんていません! 日々の経験を積み重ねることが大切。
リーダーシップは生まれつきの才能ではなく、経験を通じて少しずつ身につくスキルです。



今日より明日、明日より明後日と、小さな成功や失敗体験を重ね、要領や段取りがわかってきます。
経験を重ねる中に、自然とリーダーらしい振る舞いができるようになりました。
考え方③:「ありのままの自分でいい!等身大のリーダーになろう」と考える
背伸びをせず、自分らしさを大切にしましょう。
あなたの個性こそがリーダーに選ばれた理由です。
無理に誰かを真似るより、自分の個性をそのまま活かした方が、自然体で楽しく前進できます。
その結果、部下からの信頼も得られるはずです。



私の長所はどんな時でも笑顔を絶やさないことでした。
その強みを活かすことで、部下に安心感を与え、「話しやすい」「頼りになる」と言われました。
すぐに実践できる!部下との信頼関係を築く具体的テクニック3つ


「部下とうまく話せない…」「指示の出し方が分からない…」など、コミュニケーションの悩みを抱えていませんか?
ちょっとした工夫で部下との関係はグッと良くなります。
明日から使える具体的なテクニックを3つお伝えします。
テクニック①:1on1ミーティングで、心の距離を縮めよう
月1回でいいので、部下と1対1で話す時間を作りましょう。
普段の業務では言えない悩みや本音を聞くことができ、お互いの理解が深まります。



なるべく落ち着いて話せる時間を確保し、「最近どう?」「困っていることはない?」と、こちらか話しかけてみてください。
大切なのは、自分から歩み寄る姿勢を持ち続けること。
そうするうちに、部下の方から質問してきたり、悩みを打ち明けてくれたりするようになります。
テクニック②:感情的にならない指示の出し方を身につけよう
「いつまでに」「何を」「どうするか」を明確に伝えましょう。
曖昧な指示は相手に誤解を与え、イライラの原因になってしまいます。



例えば
「早めに」ではなく「明日の午前中までに」、
「きれいに」ではなく「誤字脱字をチェックして」と。
このように具体的に伝えることで、相手もどこに注意を払うべきかが明確になり、スムーズに対応してもらえます。
テクニック③:部下の意見を上手に引き出そう
「どう思う?」「あなたならどうする?」と、まずは部下の考えを聞いてみましょう。
部下の意見を聞くことで、やる気を引き出せるだけでなく、新しいアイデアが生まれることもあります。



例えば企画会議で「こんな案を考えたんだけど、もっと良い方法はないかな?」と聞くだけで、部下が積極的に発言しやすくなります。


2年で一人前のリーダーになるためのロードマップ


「いつになったら一人前のリーダーになれるんだろう…」そんな不安を感じている方も多いはず。
でも大丈夫!
段階を踏んで少しずつ成長していけば、2年後にはきっと自信を持ってチームを引っ張れるようになっています。
ここでは、「3ヶ月・半年・1年後と3段階ごとの具体的な目標とアクション」をご紹介します。
3ヶ月目までにやるべきこと
まずは 「観察」と「理解」 の期間。チームの現状把握に努めましょう。
急激な変化は混乱を招くため、最初はこれまでのやり方を尊重しつつ、少しずつ改善点を見つけていきます。
この時期はとくにワナ①に気をつけてね!



私は スタッフカルテ を作り、一人ひとりの特徴や交わした会話の内容、家族構成、長所や性格などをノートに記録し、繰り返し読み返していました。
半年後までの目標設定
「自分らしい」リーダースタイルを見つける時期です。
この頃には基本的な業務の流れがつかめてくるので、少しずつ自分なりの工夫を加えていきましょう。



朝の短いミーティングを始めたり、仕事の進め方にちょっとした改善を加えたり。小さな変化から始めて、メンバーの反応を見ながら進めていくのがポイントです。
1年後の理想像と具体的なアクション
怒涛の1年を乗り越え、少しずつ流れをつかみ、余裕が出てくる時期です。
このタイミングで1年の歩みを振り返ると、翌年に向けた課題が自然と見えてくるはず。
チームの目標を明確にし、メンバー全員で達成を目指せる段階です。



この頃には、チームの強みと弱みがはっきりし、具体的な目標設定ができるようになります。
【FAQ】よくある質問
ここでは「リーダーになったけど、どうやって進んでいけばいいんだろう…」と不安を感じている人に向けて、よくある質問とその回答を掲載しています。
- リーダーになって最初の1週間、具体的に何から始めればいいですか?
-
まずは、メンバー一人一人と短時間でも良いので個別に話す時間を作りましょう。「よろしくお願いします」という挨拶だけでなく、「どんな仕事を担当しているの?」「困っていることはある?」といった会話を通じて、チームの雰囲気を掴むことから始めるのがおすすめです。
- 先輩だった人を部下として持つことになりました。どう接すれば良いでしょうか?
-
突然の立場の変化に戸惑うのは自然なことです。まずは「これまでの経験を活かしながら、一緒にチームを良くしていきたい」という気持ちを率直に伝えてみましょう。その上で、新しい関係性を築くために、定期的な報告・相談の機会を設けることをお勧めします。
- 女性リーダーという理由で、男性部下が反発的な態度をとってきます。どうすれば良いですか?
-
まずは相手の業務の専門性を認め、きちんと敬意を示すことが大切です。その上で、性別に関係なく、業務上必要な指示や相談は毅然とした態度で行いましょう。場合によっては、上司に状況を相談し、サポートを求めることも検討してください。
- 部下の間で対立が起きてしまいました。どう対処すべきでしょうか?
-
まず双方から個別に話を聞き、それぞれの主張や感情を理解することが大切です。その際、どちらの味方にもならず、中立的な立場を保ちましょう。そして、チームとしての目標を再確認し、対立を解決することがみんなにとってプラスになることを説明していきます。
- 仕事の成果が出ない部下への指導方法を教えてください。
-
叱責や否定からは始めないことが重要です。まずは本人と時間を取って、なぜ成果が出ないのか、どこに困難を感じているのかをじっくり聞きましょう。その上で、スモールステップで達成できる目標を一緒に設定し、こまめにフォローアップしていくことをお勧めします。
- 上司からの期待と部下からの要望が異なる場合、どう調整すれば良いですか?
-
まずは上司の期待と部下の要望、それぞれの背景にある理由をしっかりと理解することから始めましょう。その上で、双方にとってWIN-WINとなる解決策を考え、提案してみてください。完全な一致は難しくても、お互いが納得できる着地点を見つけることが大切です。
- 部下全員を平等に扱おうとすると、逆に不公平感が出てしまいます。どうすれば良いですか?
-
「平等」と「公平」は異なります。能力や経験に応じて期待値を変えることは自然なことです。大切なのは、評価基準や仕事の割り振りの理由を明確にし、透明性を保つこと。また、成長の機会は全員に平等に提供するよう心がけましょう。
- プライベートの話をどこまで部下とするべきでしょうか?
-
完全なプライベートと仕事を切り分けるのは難しいものです。家族構成や趣味程度の話題は、適度なコミュニケーションを図る上で有効です。ただし、恋愛や金銭問題など深いプライベートには踏み込まないよう、一定の距離感を保つことをお勧めします。
- 急な残業や休日出勤をお願いする際、どのように伝えれば良いですか?
-
できるだけ早めに状況を説明し、理由と期間を明確に伝えることが重要です。その際、「申し訳ない」という気持ちと「協力してほしい」という意思をはっきりと示しましょう。また、代休や残業代などの待遇面についても具体的に説明することをお勧めします。
- 自分より年上の部下への指導は、どのように行えば良いでしょうか?
-
年齢に関係なく、まずは相手の経験や知識を尊重する姿勢を示すことが大切です。その上で、チームの目標や方向性について丁寧に説明し、協力を求めていきましょう。経験豊富な部下の意見に耳を傾けつつ、必要な場面ではリーダーとしての判断をしっかりと示すことが重要です。
■まとめ:【突然リーダーに抜擢!】渦巻く不安に、リーダー経験10年以上の私が本音で語る。


一朝一夕にはいきませんが、この記事の大事なポイントをまとめます。
- 最初が肝心、陥りやすい3つのワナ(完璧を目指す、部下との接し方、自信が持てない)に気をつける
- 失敗を学びのチャンスと捉える。成長しながら自分らしい等身大のリーダーをめざす
- 部下に歩み寄る姿勢を持ち続ける。また指示を出すときには具体的に伝えることを心がける
- 部下との時亜kんを具体的なコミュニケーション方法を実践する
- 2年間の成長プランを意識し、焦らず着実に進むことが成功への近道。
3ヶ月、半年、1年と段階を追って少しずつ変化を加えていけば、部下も自然についてきてくれる
これらのポイントを意識しながら、焦らず着実に進んでいけば、必ず良いリーダーになれます。



大切なのは、自分らしさを保ちながら、一歩一歩前に進むこと。
あなたの成長を、部下たちはきっと温かく見守ってくれているはずです。
コメント