仕事って、最初は全部自分でやろうとしませんか?
でも、本当は「任せる力」こそが、優秀な上司の秘密なんです!
想像してみてください。
あなたが一人で必死に頑張るんじゃなくて、チームみんなで力を合わせて、楽しく成長していく姿を。
そんな職場、憧れますよね。
正直、仕事を任せるのって難しいと感じているあなた。
この記事を最後まで読めば、「部下に仕事を任せることに自信を持つようになるはず」です!
正しい仕事の任せ方で、部下もあなたも一緒に成長できる秘訣をお教えします。
1・仕事を任せるメリット

仕事を任せることは組織と個人の成長には不可欠です。
なぜなら、部下の能力アップと上司の業務効率を同時に向上させるからです。
一見、むずかしそうに見えるけど、コツをつかめば、チーム全員が笑顔になれます。
仕事を任せることで、以下のようなメリットがあります。
部下の自信を育てる
「任せられた!」って思った時の部下の目の輝き、想像できますか?
その瞬間、部下はぐんぐん成長します。
あなたの時間が増える
定型的な仕事を任せれば、あなたはもっと大切な仕事に集中できるんです。
働き方改革、それはあなたから始まります!
チームの雰囲気が変わる
互いに信頼し、助け合う。そんな職場、最高ですよね。
ちなみにトヨタなどの成功企業は、徹底した人材育成システムで、新入社員に徐々に責任を与え、成長を促しています。

強い組織をつくる鍵として、適切な仕事を任せるということが大事です。
2・ 仕事を任せることへの心理的障壁
なぜ、多くの上司は仕事を任せるのをためらうのでしょうか?
実は、こんな悩みを抱えているんです… (実は私もそうでした…)
心の中にある3つの本当の不安



「自分のように上手く仕事ができるのだろうか・・・」
上司は、「自分だけがその仕事をちゃんと仕上げられる」と信じていたり、初めてのことに踏み切ることが怖いと感じているため、部下に任せることをためらいます。
また、部下の力量が信頼できないことで、結局自分でやった方が楽だと考えてしまいます。



「細かく指示するのがめんどくさいし、嫌われたくないなぁ・・・」
上司は、部下に仕事を任せても放っておくことができないと感じており、いちいち指示しなければならないと思っています。
さらに、人に強制や命令をすることに対する怖さや、「嫌なやつ」になりたくないという思いも影響しています。



「部下の方が優秀だったらどうしよう・・・」
上司は、他人を教育する自信がないだけでなく、部下の方が優秀であることが明らかになることで自分が不要になるのではという恐れを抱えています。
このため、部下に権限を与えることにためらいが生じます。



上司の皆さん、以上のような悩みや不安は解決できますから、安心してくださいね。
自信をもって仕事を任せられるようになり、あなたも部下も成長できますよ!
3・仕事を任せる具体的な方法



仕事を成功させるには、事前に綿密な計画を立てることが不可欠なんです。
まず初めに、しっかりとした計画を立てましょう。
計画を立てることの大事は、仕事の全体像を明確にし、適切な部下を選び、効果的に任せることができるからです。
具体的には以下のステップを参考にしてね。
1・仕事の目的と必要な資源を徹底的にリストアップする
部下の能力と仕事の緊急度を考慮して人選しましょう
例えば・・・
・締め切りが迫っている仕事→ 経験豊富な部下に
・時間に余裕がある仕事 → スキルアップの機会として未経験の部下に
・部下が仕事理解度を確認するために→「今から何をするつもり?」と質問する
部下が指示を理解したかどうかを確かめるのに「わかりました?」と聞くのは無意味なんです!
自分で理解したと思っていても、理解していないことが多く、それでも「わかりました」とキッパリ答えたりします。
なかには理解できないというのが恥ずかしくて、「わかりました」と答え、あとで自分でなんとかしようとする部下もいます。
代わりに、こう聞いてみましょう: 「今から何をするつもり?」
このシンプルな質問で、部下の仕事に対する理解度がわかりますよ。
超簡単*仕事を任せる人選のチェックリスト!
とは言っても…人選は本当に難しいですよね。



人選の際は、できる能力 • 必要な支援 • 業務バランス • 成長の機会の4つのポイントを意識するといいですよ!
①仕事遂行能力 :「部下がこの仕事はできそうか?」を判断する
(判断基準)
過去の実績を思い出し、似たような仕事をしたことがあるか?さらに、どのくらいのスピードと質で仕事をこなせるかを考えてみましょう。
例:レベル別での部下のサポート
✓ 初めての仕事の場合 → サポートが必要
✓ 得意分野 なら→ おおむね任せられる
✓ 苦手分野なら→ 一緒にフォローが必要
②必要な支援 :「どのくらいサポートが必要か?」を確認する
教育にかける時間やチェックする頻度、コーチングの必要性を個別にチェックする
レベル分け
• レベル1:ほぼ自立
• レベル2:時々アドバイス
• レベル3:頻繁にサポート


③他のプロジェクトとのバランス :「今、忙しくないか?」をチェック
現在の業務量や仕事の締め切りの確認、仕事の優先順位の調整を確認する
チェックポイント
- 今抱えているプロジェクトは何か?
- 業務の負荷はどのくらいか?
- 新しい仕事を受けられるキャパシティはあるのか?
④成長可能性 :「この仕事で何を学べる?」
「部下がスキルアップの機会になるのか」「 モチベーションが上がるのか」「キャリア形成につながるか」を考えてあげる
成長のポイント
- 新しいスキルを得られるのか?
- 経験の幅は広がるのか?
- 自信をつける機会となるのか?
以上の4つのポイントを意識することで、迷わず最適な部下に仕事を任せられるようになりますよ!
2.作業プランを作らせる
長期的な仕事を任せる際は、部下に作業プランを作成させることがとても重要となります。



作業プランを部下自身に作らせることで、仕事の全体像を把握でき、進捗管理や隠れていた問題の早期発見が可能になるんです。
具体的な作業プラン作成のステップ
①プラン作成の指示
• 仕事の目的を明確に伝えましょう
• 仕事の締め切り期限と期待される成果を説明しましょう
• 自由に考えさせる余地を与えましょう
②プランに含めるべき要素
• 詳細なスケジュールを決める
• 必要な資源は何か?
• 予想されるリスクは何か?
• 必要なサポートは何か?
•中だるみしないように中間目標も決めておく
③作業プランを作成するメリット
- 部下の主体性を引き出す
- 仕事の理解度を確認できる
- チーム全体で進捗を共有できる
- 早期に問題を発見・対処できる
④作業プランを作成する上でのポイント
- プラン作成後、一緒に内容を確認しあう
- 建設的なフィードバックを提供してあげる
- 部下の創意工夫を尊重する



作業プランを部下に作成させることは、単なる進捗管理ツールではなく、部下の成長と組織の効率を同時に働きかける重要な戦略なんです。
このアプローチのポイントは、「管理」ではなく「協働」の姿勢です。
部下の「自分で考え、自分で行動する力」を尊重しながら、共に目標達成を目指すことが大切です。
3・調整ポイントを設ける
上司が部下に仕事を任せる際は、進捗確認のための「調整ポイント」を設けることが重要です。



調整ポイントを設けることで、上司は部下の仕事の進捗を確認し、最終的な責任を持ちながらも安心して業務を任せることができます。
これにより、間違いや遅れを大きな問題になる前に修正できるためです。
調整ポイントの具体例
例えば、金曜日までに終わらせる仕事を月曜日に部下の佐藤さんに任せる場合、上司は「明日の午後4時に打ち合わせをしましょう。それまでに○○と××の部分を仕上げておいてください」と伝えます。
これが調整ポイントです
もし打ち合わせの際に佐藤さんの理解に誤解があれば、その場で修正できます。
このように、調整ポイントを上手に活用することで、部下に任せた仕事を効果的に管理し、スケジュール通りの進行を促すことができます。
4・仕事を追跡する
上司は部下の仕事の進捗を「追跡」することが重要ですが、その方法は協力的な雰囲気を損なわないようにするのがポイント!



部下が上司から常に細かく指示を受けたり、監視されていると感じると、信頼感が失われる可能性がありますよ。
信頼を持って協力関係を築くことが、仕事の成功には欠かせません。
効果的な追跡の具体的な方法
追跡を行う際は、上司と部下が共同で作業プランを立て、その中に追跡の手順を組み込むことが効果的。
プロジェクトの各段階で調整ポイントを設け、作業を進めるごとにミーティングを行い、達成されたことを検討する時間を設けます。
この時、部下は自分の意見や提案をし、上司もフィードバックを提供することで、共同作業としての追跡が完了します。
このように追跡を協力的なプロセスとして捉えることで、部下はより良い仕事をしようとする意欲が高まり、全体のパフォーマンス向上につながります。
上司としては、信頼を築く環境を作ることが大切です。
5・任せた仕事が完了したら


部下に仕事を任せた後は、その結果を振り返り、関係を深めるとともに部下の成長につなげることが大切です。



仕事の進め方に「正しい」方法はなく、最終的に望ましい結果を得られれば良いのです。
ただし、上司は仕事の任せ方や過程を反省し、部下がどのように課題を乗り越えたのかを理解することが重要。
例えば、部下が仕事の内容をどう感じたのか、提案や意見を出す機会があったのかを確認します。
成功した場合にはその成果を共有し、失敗があった場合には上司が責任を持って対応することが大切です。
これにより、今後の指導方法を改善できます。
仕事完了後の効果的な振り返り方法
1. プロジェクト全体の客観的評価を行う
• 目標達成度の確認を行う
• うまくいった点と改善点の洗い出しをする
• 想定外の課題や学びがあったか振り返る
2. 部下の成長に焦点を当てた分析
• 部下がこの機会を活かしスキル向上ができたか?
• 課題に対して適切に対処できたか評価する
• モチベーションを向上させ、部下を成長させることができたか?
このように、部下の仕事の結果を振り返ることで、部下の成長を促し、上司としての役割を果たすことができ、リーダーとして信頼を得ることができますよ。
6・チームに仕事をまかせる


チームに仕事を任せる際は、役割を明確にし、メンバー同士の協力体制を築くことも大事になってきます。



複雑なプロジェクトでは、チーム単位で動くことが効果的。
チームリーダーが上司から指示を受けた後、チーム内での話し合いを通じて仕事を分担することで、それぞれのメンバーが自分の得意分野で活躍することができます。
(具体例)
まず、チームリーダーはプロジェクトを幾つかの部分に分解し、それぞれの部分をチームメンバーに割り当てます。
メンバーが同じ領域を希望する場合は、本人同士で話し合ってもらい、問題があればリーダーが介入して解決します。
また、全てのメンバーが自分の仕事だけでなく、他のメンバーの仕事も把握できるようにします。
これにより、誰にどんな手助けができるか、または誰からサポートを受けられるかが明確になり、協力的な環境が生まれます。
情報を全員に行き渡らせるために、大きな分担表を作成し、担当者や締め切りなどを記載し、オフィスの見えるところに掲示しましょう。



このように、チームでの仕事を効果的に管理することで、メンバー同士の協力を促進し、プロジェクトの成功につなげることができますよ。
役割分担を明確にし、情報共有を行うことが、チームのパフォーマンスを高める鍵となりますよ。
まとめ


いかがでしたか。
これまで「仕事を任せるのは難しそう…」感じていたあなた。
部下に仕事を任せてみようという思いになりましたか?
私自身、最初に部下に仕事を任せるときは、さまざまな思いが込み上げてきて、躊躇していました。
進捗や不手際がないか心配になると、まるで小姑のように細かくつきまとうこともあり、結果的に部下は嫌な気持ちになってしまったこともあると思います。
しかし、多くの失敗を重ねる中で、部下のさまざまな思いや考えが見えてきました。
それぞれの部下の力量を信じ、彼らを見守りながら、わからないことがあれば時間をかけて教えることが大切だと気付きました。
この寄り添う姿勢が、部下の個性やアイデアを引き出し、最終的には素晴らしい成果に繋がることを鮮明に覚えています。



部下に仕事を任せるときは以下の手順を参考にしてくださいね
部下が自分の力を発揮できるよう、任せるプランをしっかりと立てる
任せる仕事の内容は、部下に対して明確に伝える(その際、部下の能力や現在抱えている仕事量、そして成長の機会にも目を向ける)
任せる仕事の内容は、部下に対して明確に伝える
仕事を進めるために必要な道具や情報を提供し、部下に自分自身の作業プランを作成させる。
進捗を確認するための調整ポイントを設定し、途中で進行状況をチェックする
チーム全体に仕事を任せる場合は、まずチーム内で話し合いを行い、その仕事をいくつかの部分に分けて担当者に割り当てる。
最後に、一枚の分担表を作成し、他のスタッフが何をしているかを共有することで、全員がどのように協力できるかが明確になる。
部下やチームの成長を促し、より良い成果を生み出すリーダーを目指しましょうね!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めてのコメント失礼致します。
4月から1プロジェクトのリーダーになるため興味深く拝見させていただきました!
”進捗確認のための「調整ポイント」を設けることが重要”という視点をこれまであまり持ったことがなかったのでハッとしました!
素敵な情報をありがとうございました!
最初のコメント、ありがとうございます(^^
4月からプロジェクトリーダーを担われるとのこと、おめでとうございます🎉
「調整ポイント」の視点がお役に立ててとてもで嬉しいです!
進捗確認の仕組みをうまく活用すると、メンバーとの連携がスムーズになり、プロジェクトもスムーズに進められますよ♪
頑張ってください!
応援しています!